開業に不安を感じたら?知っておきたい開業のススメ

今の仕事に将来の不安を感じ、開業を考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし、開業するにしても、未来に感じる希望以外にも、さまざまな不安を感じてしまい、一歩を踏み切れない方も少なくありません。今回は、開業について感じる不安を解消する方法をご紹介します。

資金調達の不安

自分で開業をしようと考えているとき、最初に感じる不安が「お金」のことです。起業をおこなう場合、誰しもが「お金がかかりそう」というイメージを持っています。お金に関する不安が出てしまうのは、必要額が分からないからです。

必要額は「業界別審査辞典」で確認する

開業する際にかかる費用は、「業界別審査辞典」で確認することが出来ます。金融機関が融資をするとき、企業に対して審査をおこないます。その審査をおこなう際に使用するのが、業界別審査辞典です。

事業に関する情報が記載されており、事業別の必要費用についても載っています。業界別審査辞典は、図書館などで貸し出されている場合があるので、一度探してみることをオススメします。また、フランチャイズ店に加盟する場合、資金がどれくらいあるかによって加盟できる本部が変わります。

融資を利用して資金調達する

必要費用を確認したとき、手持ちの貯金では起業できないと感じた方もいるかと思います。開業資金が不足している場合、金融機関からお金を借りる融資制度を活用しましょう。融資にもさまざまなものがあります。

そのなかでも、起業をおこなう場合使用できる融資は日本政策金融公庫の「創業融資」と信用保証協会の「制度融資」が有名です。融資制度によっては、利子が比較的少ないものや、スピーディにお金を借りられるものなどがあります。

起業をおこなう場合、今必要なものを見定めて融資を受けるようにしましょう。

起業に必要な知識を得る方法

起業する前に、必ず前情報などの知識は必要です。しかし、いざ開業を考えたときに「必要な知識を、どこでどうやって得たらいいか分からない」という方も少なくありません。そこで、起業に必要な知識を得る方法をまとめました。

業界別審査辞典を確認する

業界別審査辞典は、事業別の必要費用を確認できるだけではなく、開業に関する必要になるものも記載されています。各業種別に詳しく書かれているページがあるので、費用と必要な設備を確認することができます。

創業スクールを活用する

信用保証協会では、起業する方を応援する「創業スクール」を開いているところがあります。融資もおこなっている信用保証協会は、起業のエキスパートともいえます。創業スクールでは、起業と経営に必要な知識を学ぶことができるので、お近くの信用保証協会に問い合わせてみるといいでしょう。

起業するためのアイデアの出し方

開業をすることを決意しても、どんな業種で、どういったことをビジネスにしたらいいか分からないという方も多くいます。事業の種類を決めていても、会社として活動するためには、販売するためのアイデアが必要です。

事業の種類を決める場合は、まずは自分自身の得意なことや、興味のある分野、または今まで働いていた事業を参考にしてみましょう。そのうえでアイデアを練っていることをオススメします。

マンダラーチャートを活用する

起業するときのアイデアがなかなか決まらない場合は、マンダラーチャートを活用してみましょう。マンダラーチャートとは、3×3の9マスのマス目に、ビンゴ形式で関連する語句を入れていくものです。

企業家の方や実際に使用している方法で、アイデアや新しい発見をしたいときに使用されます。やりたい業種が絞れたら、次はマンダラーチャートを使用して、業種に関係する語句でマス目を埋めていきましょう。

書いた語句からアイデアをひらめき、起業するために活用していきましょう。

リーンスタートアップを活用する

リーンスタートアップとは、フィードバックを何度もおこない、少しずつ改良していく方法です。実際の企業で商品化を目指す場合、良く使用される方法のひとつです。

  1. 商品に関するアイデアを出す
  2. 構築・製品化する
  3. 売れ行きや反応を計測
  4. データ収集
  5. アイデアを生む

これをループさせることで、購入するユーザーにより良い商品を提示することができます。最初にアイデアがなくても、例えばハサミなど既存の商品に関する情報を集め、より良い商品にするための改良をおこなっていく方法にもできます。

現実的な開業に向けて

開業に関する不安を取り除いたら、次は開業を現実のものにするために、明確にしなければならないことがあります。ぶれずに長く経営をおこなうために、下記についてしっかり考えていきましょう。

なぜ起業をするのか?

近年では、副業などが解禁され、さらに多くの仕事をする方が増えました。メインとしている会社以外にも、さらに副業で仕事をすることによって、多くの方が感じる「人間関係の悩み」がさらに増えてしまいます。

独立を考える方が最初に感じるのは、「起業したほうが楽しそう」や「今の仕事を辞めたい」という気持ちです。しかし、これだけの理由で起業をおこなってしまうと、労力や資金、さらに軌道に乗るまでの時間を耐えられない可能性があります。

開業するということは、すべてが自己責任となります。決断を誤るだけで事業を継続できず、借金だけが残ってしまうケースも珍しくありません。なぜ起業したいのか?という部分を明確にすることで、独立を客観的に考えることができます。

自分にできることは何か?

開業する場合、最初は自分ひとりなど少人数でおこなうことになります。経営は長期的に考えていかなければならないため、10年後どうなっているかしっかり見据えることも大切です。10年や20年会社を成功させるためには、自分は何が得意で何ができるのかを明確にする必要があります。

自分の能力を活かした分野で開業することによって、自分の強みを最大限活かすことができます。

現状を把握して起業を考える

起業をおこなう場合でも、いきなり起業することはできません。十分な開業資金や、開業に必要な知識や経験が備わっていることも大切です。また、結婚されている方は、夫婦や家族の了承を得ることが必要不可欠です。

子どもの学費など、人生設計を考えた上で、起業するだけの金銭的余裕があるかなど、まずは冷静に考えてみることが大切です。また、現在就職している会社でも、すぐに退職できない場合があります。

会社の役職が重要になればなるほど、退職を希望する時期に、退職できないなどの問題もあります。独立して開業するのであれば、事前にスケジュールを組みましょう。

まとめ

会社から独立し、開業をおこなうのであれば、起業するための知識や資金が必要になります。それ以外にも、さまざまな不安を感じてしまい、最初の一歩がなかなか踏み出せない方も多いでしょう。

開業したい理由を明確にし、不安な部分をすべて拭い去ったら、いよいよ開業について現実的に考えるときです。今の自分の現状を理解し、開業に向けて準備を整えていきましょう。開業する場合は、1人でおこなう場合もあれば、フランチャイズ店に加盟して開業する方法もあります。

やりたい業種が明確であり、希望の店舗のフランチャイズがあるのであれば、一度相談してみることをオススメします。「油そば ぶらぶら」は、フランチャイズ店を募集しています。ぶらぶらでは、独立を考えている方や、20代ですでに起業を考えている若い方も応援しています。

何もない状態で0から飲食店を起業するのは、とても大変なことです。ぶらぶらのノウハウや資源を有効に活用することで、有利な開業をすることができます。ぶらぶらの開業に興味がある方は、ぜひ一度ご連絡ください。